ソロ・ビバーク！/子どものための自然体験学校「アドベンチャーキッズスクール」/チャレンジ隊（小学生4年～中学生)2016/大阪府枚方市

1日目

チャレンジ隊４回目の活動は「ソロビバーク！」。	ひとりで、２３時間ソロ野宿に挑戦だ！	まずは、ソロビバークに必要な物の買い出し。目的に合致する物なら、何でもOK！お菓子で、２３時間過ごすのもあり。

ソロビバークの唯一のルールは、「ひとりでやること」。それ以外は、自由。「色々起こることに対して、各自の決断で、２３時間を進めてほしい。」	それでは、ソロ開始！	ぼくは、ゆっくりお弁当を食べてから、動き出そっと。もちろん、いいですよ！

こちらは、やっぱり、まずは、自分の寝床を作らなくっちゃ！	次々に、みんなの寝床、家が生まれてきました。	こちらも、箱型。予算を工夫して、天井ありを作りたいと思ったの！

こちら、木のフレームで三角テント型！中々、居心地がよさそう！ソーラー発電の電灯を備え付けています。	「おーい！僕のも完成したよ！」。	こちらは、パネルを利用した三角テント型。かなり頑丈で、すっぽり体が入る！

私は、木の柱と、ブルーシートで家を作る！	こちらは、畳野宿。ブルーシートの下には、実は畳が敷かれているのです。これが、気持ちよくって大成功！	ねぇねぇ、野宿ポイントの横に、ブランコ作ったんだよ！

中々、いい乗り心地。「僕は、家型にしようと思ったけれど、柱の木がおれちゃったから、野宿にすることにしたよ！」。	夕方になると、みんな、ご飯作りにやってきました。	いつ作るか、どうするかも、自分で決めて進めてもよいのです。

ミニかまどを使っての、まきでの、調理。	果たして火おこしは大丈夫か！？というスタッフの不安をよそに、子どもたちは上手に火を起こしていきました。	食材は、豚肉、キャベツ、ピーマン、人参。そして、お米。一応、野菜炒めのできる食材ですが、それを使って、自由に料理してもOKなのです。

こちらは、あっという間にごはんが完成！「上手に炊けた！おかずは、作らずごはんだけでいい。」。やらないという自由ももちろん有りです。	「僕は、網で直接焼いて、焼き肉だ！」。みんな、意欲的に料理を進めています。	自由に選択できるということは、子どもたちの意欲や、創造性、自発性を膨らましていくようです。

みんな不安が強いかと思いきや、自分の考えで、意気揚々とソロでのご飯作りを進めています。	どう？！大きい火ができたよ！何だか、のんびり楽しそう！	焼き肉大作戦、終了！少し、焦げたかな？？

自分で乗り越えなければならないけれども、自分で自分の納得いくようにもできる。それも、また、楽し！	こちらは、味付けをこだわった野菜炒め！「ぼく、料理楽しいかも！？」。でも、七味とシナモンシュガーはおいしいの？？「うん！うまい！」。それもまた楽し！	うまく作ろうと思っても、時には、思い通りの結果にならないことも。「ごはんがかたいー！！」。さぁ、どうする！

私は、何でごはんを味付けようかなぁ？「うーん？うーん？？」。	「うん！うまくいったよ！！ほら！」。そんな時はとってもうれしい！	「うししし！」ふたりで、何を企んでるの？？

またまた「うししし！」。時にいたずら、時に真剣に。そして、ゆっくり進んでいく。こんな様子を見ていると、いたずらも、子どもの創造性と思えるような、ゆとりのある時間、場が必要な気がします。	「僕は、すきやきを作ってみようと思う！」。そう強く宣言して、さぁ、スタート！	「気を付けて、やって下さい！」。

マヨネーズをたっぷりかけて、「おいしい！！」。	こちら、すき焼きの味付け中。こんなことをしているときの子どもたちは、いきいきとしたエネルギーを放出しているかのよう！	同じ食材ですが、それぞれがそれぞれのごはんを作っていきました。

こちらは、ごはんも終えて、たき火でいたずら中。自分で進められる夜の時間は、それも創造的な世界。	すき焼き大成功！「お・い・し・い！！おいしい！！」。	ゆっくり、じっくり、自分で決めて、自分の納得いく形で進めていく。意欲的な、ソロビバークの夜でした。

「リアルな野宿やなぁ。」。「星とか見えたらいいのになぁ。」	リアルな野宿のみんなは、何をしているかというと、	ゆっくり、寝床で本を読んでいるのでした。何だか、優雅。

そんな、いい時間を過ごしていたところに、ポツリポツリ、ザーと雨！！	雨がふったとたん、みんな一斉に、寝床を閉じて中へ！	夜、雨は降り続き、

みんなの、長い長い夜が続くのでした。
2日目

さて、ようやく朝がやってきました。	「ぼくは、寝相が悪くて、最後は、ブルーシートから出て、雨に打たれて眠っていたよー！」。	雨で、嫌気がさすのかと思いきや、朝から、なかなか行動的な子どもたち。

さぁ、今日も、まきで、朝ご飯作り。	「うちわを失くしたから、火をつけることができないよー」。どうにもならないことを、自分でどうにかする。それも、ソロビバーク。さぁ、うちわがなかったらどうする？！	パンをまきで焼いて、トーストにしたよ！中々の手際。たくましい！

みんなが、にぎやかに朝ごはんを作っているとき、まだまだ、スヤスヤのメンバーも。このあと、３時間眠り続けるのでした。それもまた良し！	思っていたよりも、余裕をもってできたこともたくさん。自分ひとりだと、そんなことにも気づきやすい。もちろん、反対もです。	少し、今の自分と出会ってみるいい機会でもあるかもしれません。「朝食セット、うまくできたよ！」

本当だ！家で普通に作ったみたい！おいしそう！！	人生初のスクランブルエッグに挑戦中！	今日は、湿度が96％。中々、火がつきにくい。

でも、あわてない、あわてない！自分の思うところに進め！！	イエーイ！今日は、うまくいったぞ！	火をコツコツ、コツコツ、育てています。私は、朝は、料理はしないよ。これはたき火！それでも、もちろんいいよ。さぁ、進め！

おいしそうな、コンソメスープの完成！！	「今日は、ひをつけられないよ。」。ちょっと悲しくなったり、困ることも。負けるな！頑張れ！	もう一度火おこしをして、やっぱり、コンソメスープ作ろっと！

コンソメスープ＋はちみつ。意外にいけた！	ソーセージは、もう、直火焼きにしようっと！	頑張って、火おこし成功！そこからはあっという間に料理を完成し、またまた、味付けにこだわった！「うん！OK！」

ひとつうまくきっかけをつかむと、またまた、エネルギッシュになるのも子ども時代のいいところ。「はちみつジュース作ったよ！」。	「ん？いま、何時ですか？？」と、起きてきました！よく、寝たね！	さぁ、片付けも、最後まで、自分でやりきってみよう！それもソロビバーク。

雨の中、自分の片付けも、装備返却も、最後まで、やり切って、ソロビバー終了！	自分ひとりの力でやり切る経験、自分で自由に選択し進める経験。ソロビバークが、お子様方の将来の自分の挑戦で、創造的に、そして意欲的に、自信を持って挑戦していくための、ほんの少しでも、お役に立てればと願っております。さぁ、次回は、天然の壁登りに挑戦！また、元気なみんなに会えるのを楽しみにしています。（ハギ）




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～自分一人で乗り越える経験！自由に選択して進めていく経験！さぁ、ソロでのチャレンジ！！～
プログラムは無事終了致しました。ありがとうございました。２３時間の野外野宿生活を、自分でソロで、進めていくチャレンジ！自分一人で乗り越えること、自分で自由に選択し進めていくこと。雨が降る中、それでも、なぜか、血の通ういきいき意欲的な２３時間の子ども達でした。主　催：『アドベンチャーキッズスクール』実行委員会主　管：パワーズ・アウトドアエデュケーション後　援：大阪府教育委員会、枚方市教育委員会、大阪市教育委員会、京都市教育委員会、京田辺市教育委員会