４２ｋｍチャレンジハイク！/子どものための自然体験学校「アドベンチャーキッズスクール」/チャレンジ隊（小学生4年～中学生)/大阪府枚方市

1日目～２日目

さぁ、チャレンジ隊ラスト７回目は、「４２ｋｍチャレンジハイク！」。	大阪湾沿いを南下して、フルマラソンと同じ距離４２ｋｍを、自分の足で、チームで歩き切るチャレンジ！	昨年度もチャレンジ隊にいて、既に42ｋｍを制覇しているメンバーは、再度歩くか、もしくは、歩くメンバー達が怪我無く無事全員完歩することを目標に、バックアップに挑戦することと、選ぶ事ができます。こちら、バックアップチーム。

午前中に準備を終えて、仮眠をとって、夕方１６:００前、各班スタート！	ラストチャレンジは、全て、子ども達に委ねられます。	地図、ルート、チームの安全。そして、もちろん、ペース、休憩。

どうせやるなら、本当に子ども達だけの力で制覇してみよう！行けるかどうか、みんな次第！	そして、バックアップも、一度歩いたことのあるみんなだからわかる気持ちを活かして、歩いているメンバー達のために、自分達で考え行動してみよう！	「５ｋｍの看板、歩いてたら、これで見やすいかなぁ？？」。

最初の５ｋｍ区間。全班ともに、かなりのハイペース。大人と同じくらいのペースでやってきました。	「マッサージいるか？？」。	余裕、余裕の、昨年度も歩いて、今年も歩く選択をした面々です。

買出しをした携行食で、エネルギーを補給中！26.5ｋｍハイクや、ＭＴＢの時と同じで、とても大事なこと！	こちらは、暇をおしんで、地図でルートを確認中。	靴と靴下を脱いで、足をメンテナンス。最初からやりはじめることが大事なのです。

さて、5ｋｍ地点を出発し、先を急いでいたのですが、	「？？？」	こちらも、「？？？」

道を間違えて進んでいたようです。「どんまい、どんまい。もどったらええねん！！」	こちらは、先程、休憩で地図を丹念に確認していた班。見事、間違わず、正規ルートを進んで行きました！	バックアップチームの１０ｋｍ地点セッティング。

日も暮れてきて、周囲も薄暗くなってきました。	１０ｋｍ地点までも、まだまだハイペース。ジュニア時代に２６．５ｋｍを終わっているので、まだまだ気持ちにも余裕があります。	１０ｋｍを越えると、足の方は少し痛くなってきます。これも、予想済みの子ども達。慌てず、体操、体操！

そして、また歩き出して行き、大阪市を越え、堺市に入っていきました。	日が暮れて、気温が急激に下がりました。バックアップチームは、外で待機し続けるので、厚着と、反射ベストを準備します。	「早く、来ないかなぁ」。いつもは一緒にチャレンジしているメンバー達の様子がやはり気になります。

１５ｋｍ地点到着！お互い出会うと嬉しくなって、しばし、にぎやかな１５ｋｍ地点。	バックアップの予想を越えたタイムで全班１５ｋｍを越えて行きました。	１５ｋｍを出発するみんなを、じっと見つめて見送る面々。どんな想いがつまっているのでしょう。

みんなが行った後も、まだまだ仕事、仕事！「１５ｋｍ撤収！」。	１５ｋｍを過ぎると、それぞれ、足の痛みが顕著になってきました。	みんなで寄り添って、子ども達で進んでいく！

２０ｋｍ地点到着！	あれれれ？？ジュニアの時に比べて、「めちゃめちゃ早くない！？」	２０ｋｍ地点をハイペースで通過して、一気に２５ｋｍ地点へ向かう子ども達。足のメンテナンスをしながら、進む！

２５ｋｍ地点。ここまで来ると足もずいぶん張ってきて、バックアップチームのマッサージが、本当にありがたい！	マッサージをしながら、子ども同士、いったい何をお話しているのでしょう。	さて、２５ｋｍ地点への到着は、各班の時間差が少々広がってきました。バックアップチームは、時間を見つけて、ゴール看板を作成中。

ほどなく、２６．５ｋｍにあたる場所をすぎると、そこからは、未体験の距離、未体験のゾーン。	足の痛みや、眠気も襲ってきますが、何より、未体験ということは、人の心には大きく影響するようです。ここまでと違って、不安な気持ちが現れていました。	そこに、みんなで、打ち勝てられるか！

眠気にも、足の痛みにも、不安にも負けないで、自分達で歩んでいくことができるのか！	これまで、たくさんの挑戦する経験をしてきたチャレンジ隊のメンバー達。	「あきらめる気なんて、さらさらない！でも、もちろん、しんどいんだ！」

３０ｋｍ地点。大阪市、堺市、高石市、泉大津市、忠岡町を越え、岸和田市の中心まで歩いて来ました。	バックアップのみんなから、水を補給中。	「ふー！」ついつい、横になりたくなります。

こちらも、座って「ふーっ」。足を投げ出して、「あー！」。それだけ、３０ｋｍを歩くとは大変なのです。	チャレンジ隊のみんなには、男女の差はあまりありません。それよりも、同じ釜の飯を喰ってきた幼馴染といった感じでしょうか。	男女関係無く、お互い様、おかげ様であれるところも、みんなのいいところ。マッサージももちろんそうなのです。

３０ｋｍからは、みんなで、相当ふんばっていかねばなりません。	休みたい、でも、行かねばならぬ！ねむりたい、でも、前へ進みたい。	大きな大きな葛藤が子ども達に襲い掛かります。

そんな中、最年少４年生は元気、元気！	それを、支える、中２のメンバーも、元気、元気。	貝塚市、を越え、泉佐野市に入り、３５ｋｍ地点に到着！

「頑張れ、頑張れ。少しでも、足の痛みがなくなるように。」自分が歩いたことがあるから、そんな思いが自然にでてきます。	さぁ、あと７ｋｍ。されど、７ｋｍ。	最も苦しい時間帯、区間です。

関空を越えて、泉南市。海はすごそこです。	調子の悪いメンバーが出てきたら、みんなで合わせて、また進む！自分達で乗り越える！	４０ｋｍ到着。

「ようやく、ゴールできる。もうじきゴールできる！」	その頃バックアップチームは、ゴールの海岸で、みんなの眠るテントを設営中。「いそげー！」	４０ｋｍを出発すると、ほどなく夜が明けました。ちょっと、目が覚めてきた感じがする子ども達。

さぁ、あと少し、あと少し。海岸が見えてきた！	バックアップチームのみんなの姿が見えてきた！	ゴール！４２ｋｍ完歩！こちらの班、１４時間で到着！とにかく、速い！

ほどなく、次の班も到着！	「おつかれさまー！！」	みんなで、やり切った！自分達でやり切れた！！

「ふー！おわったー！」。整備体操が気持ちいい！	その頃、バックアップチームは大忙し！テントタープの中を整備中。「いそげー！」	ブルーシートを敷いて、マットを敷いて、毛布を敷いて、

全員の寝袋を運んで、「これで、準備ＯＫ！」	最後のひと班は、まだまだ頑張っています。	あと、２ｋｍがとても長く感じます。

負けるな、頑張れ！実は、決して遅い訳ではないのです。他のふた班が、非常にはやかったのです。	バックアップチームが、見えてきた！	４２ｋｍ、ゴール！！

本当に、お疲れ様！！	「嬉しいというより、終わったっていう感じやわ！」	１６時間３０分！全員、怪我無く、無事、４２ｋｍ完歩、ゴールすることができました！

最後は、バックアップチームからのマッサージ。	ようやく、眠れる。と思った瞬間、既にそれはもう夢の中の子ども達。	小さな体で、42ｋｍ完歩。全員、本当に、本当に、自分達でよく頑張りました。

歩いたメンバーが全員眠って、ようやく、バックアップチームのバックアップも終了！人のために頑張ってみることって、とても大変！よく、頑張りました！	これで、全員、大熟睡中。	お昼１４：００をまわり、ポツポツと起きてきた子ども達。

意外や意外や、元気です。	お弁当も、モリモリ食べて、	海にも出かけ、今年度のチャレンジ隊最後の時間は過ぎていったのでした。

最後に、西日本の地図を使って、自分達の軌跡を見てみると、「中々、やるやん！」「友達に言っても信じてくれないわ！」と子ども達。チャレンジ隊での１年間を通して、自分には、自分が思っているよりも可能性があること、そして、その可能性と出会うためには、まず挑戦しなければなにもはじまらないこと、を体験から気づいていってほしいと願っています。１年間、大きな活動、みんなよく頑張りました！これからは、自分の日常で、自分のありように向かってチャレンジしていって下さいね！また、一緒に自然の中でチャレンジしましょう！待ってます！（ハギ）




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～ファィナルチャレンジ！！オーバーナイトで４２ｋｍ完歩を目指す！自分達の力だけでやり切る経験！～
プログラムは無事終了致しました。ありがとうございました。寒い寒い日でしたが、そんなことには全くめげず、これまでの経験を活かして、最後は、本当に自分達の力だけで、大きなことを達成してみる！全員、怪我無く、無事、４２ｋｍを、チームで歩ききった子ども達でした。主　催：『アドベンチャーキッズスクール』実行委員会主　管：パワーズ・アウトドアエデュケーション後　援：大阪府教育委員会、枚方市教育委員会、大阪市教育委員会、守口市教育委員会、京田辺市教育委員会